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2つのBOSSのエフェクター

エフェクターの選び方6選!おすすめ機材もご紹介!

エレキギターを趣味として始めたばかりであり、すでにギターの候補は決まっているものの、周辺機器の選び方がわからない、という人も多いのではありませんか?

特にエレキギターで必須となってくるのが、エフェクターです。

エフェクターはギターの音色に変化をつけられるものであり、スイッチを足で踏むことでONとOFFを切り替えます。

つまりピアノで言うところのペダルに近いような役割を果たしてくれるものなんですね。

 

当記事ではエフェクターの選び方を徹底解説します。

さらにおすすめのエフェクターについてもお伝えしていきますので、機材選びに役立ててもらえれば幸いです。

 

読めば、どんなエフェクターを選んだら良いのかがわかりますよ。

ぜひ最後までお付き合いください。

 

エフェクターの選び方6選!

楽器店に並ぶエレキギター

エフェクターの選び方をまとめてみました。

エフェクターの選び方が全くわからない、という人でも大丈夫です。わかりやすく説明するので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

まずは基本!エフェクターの音色の種類には6種類ある

エフェクターですが、ギターの音色を変えるものですが、その変える音色にも違いがあります。

つまりエフェクターの種類によって音が異なってくるので、まずはどのような音に変えるエフェクターがあるのかを理解しなければなりません。

 

エフェクターの種類は、主に以下の6つです。

  • 歪み系(オーバードライブ、ディストーション、ファズ等)
  • モジュレーション系(コーラス、フェイザー、フランジャー等)
  • 空間系(ディレイ、リバーブ等)
  • フィルター系(ワウ、イコライザー等)
  • ダイナミクス系(コンプレッサー、リミッター等)
  • ハーモニー系(オクターバー、ピッチシフター、ハーモナイザー等)

他にもボリューム系(ボリュームペダルやブースター等)やスイッチャー(ラインセレクターやスイッチャー等)もありますが音色を変えるエフェクターとはニュアンスが異なるので割愛させていただきます。

まず初心者におすすめなのは、音を歪ませるタイプのものです。

そもそもエフェクターというものは、音を歪ませるような印象を持っていませんか?
それほどエフェクターの中で歪み系は種類やバリエーションが豊富です。

歪み系エフェクターはサウンドの中枢を占める部分ですが、その他のエフェクターは局所的に使用することが多いので、
まずは歪み系のエフェクターを決めてから、次に空間系やモジュレーション系を探していくことをお勧めします。

種類で選ぶ

エフェクターの種類には、おおきくわけて2つの種類があります。

エフェクター初心者の人でも聞いたことがあるかもしれませんね。

  • コンパクトエフェクター
  • マルチエフェクター

 

コンパクトエフェクターとマルチエフェクターについては、内蔵されているエフェクトの量が大きく異なります。

 

  • コンパクトエフェクター・・・1つのエフェクトしかついていない
  • マルチエフェクター・・・複数のエフェクトが内蔵されていて使い分けられる

 

マルチエフェクターのほうが、多岐にわたる使い方ができるわけです。

「1台で様々なエフェクターを同時に使いたい」と思っている人は、マルチエフェクターを購入しましょう。

 

コンパクトエフェクターを複数購入してこだわりのセットを作る方法もあります。

しかしコンパクトエフェクター1台あたりの金額は安かったとしても、結局複数集めてしまうと大きな負担になることも・・・。

よってコストパフォーマンスからみても、マルチエフェクターが基本的にはおすすめです。

 

ちなみに最近のマルチエフェクターには、様々な機能がついていてお得なんですよ。

たとえばリズムを鳴らしてくれるものもありますし、フレーズを繰り返してくれる機能まであるのです!

マルチエフェクターでいろんなエフェクターや機能を体験してみることをお勧めします。

 

初期の段階で、エフェクターの使い方をマスターしておくことで、ギターの練習もどんどん楽しくなっていくはずです。

※余裕がある人は、コンパクトエフェクターとマルチエフェクターの2つを購入しておきましょう。マルチエフェクターを使いこなせない可能性もあるので、まずはギターの練習に集中するためにもエフェクターはシンプルなもの(コンパクトエフェクター)にする、といった考え方もありますよ。

 

好きなアーティストや好きな曲で利用されているものを選ぶ

ちょっとミーハー的な選び方になってしまうかも知れませんが、好きなアーティストが使っていたり好きな曲で使われていたりするエフェクターを利用するのも一つの方法です。

「えっ!どうやってどのエフェクターが使われているか調べるの?」と思っている人もいるかも知れませんね。

 

有名なアーティストであれば、ネットで検索すればエフェクターだけではなく、様々な使用されている機材を調べられますよ。

 

例えば、BOOWY時代の布袋寅泰さんが使っていた機材もネット検索すると出てきます。

 

【BOOWY時代に布袋寅泰さんが使用していた機材例】

<コンプレッサー>
KORG CMP-1
BOSS CS-2
<ディストーション>
YAMAHA ハーディスト DI-03
PROCO RAT Black Face
Chandler TUBE DRIVER
<オーバードライブ>
YAMAHA OVERDRIVE
KORG OVD-1
<アンプ>
YAMAHA J-145
ROLAND JC120
ROLAND JC160

 

古いものになると、当然、絶版なので新品では手に入りません。

どうしても手に入れたい場合には、オークションなどを利用する手もありますが、プレミアが付いており高額化しているケースもあります。

 

見た目、大きさで選ぶ

エフェクターは見た目やサイズ、重量など様々です。自分の移動手段を考えてエフェクターを選ぶのも一つの手段です。

お気に入りのエフェクターを買って、自分好みのエフェクトボードが完成!
さて、持ってスタジオに行こう。と思ったものの、重すぎて持ち運びができない・・・

なんてこともギタリストあるあるです。

移動手段が電車なのか車なのか、はたまた自転車なのか歩きなのか。
ギターケースのポケットに入るのか、エフェクトボードが必須なのか。

それによって、エフェクター選びをすることも大事です。

エフェクターはデザイン性が高いものも多く、機能以上にサイズが大きかったり重いものもあります。

自分の環境に合わせて選ぶのも大事な選択方法です。

購入するときは自分のギターを持っていこう!

初心者の方で実行している人は少ないかも知れませんが、極めて効果的なエフェクターの選び方になります。

 

エフェクターにはそれぞれの特徴があることも確かです。

しかし、あなたがどのような機材を使っているかによっても、音が全く変わってくるんですね。

つまりあなたのギターやアンプと繋いでみなければ、どういった音になるのかがわからないのです。

 

荷物になってしまうので避けたいと思っている人もいるかもしれませんが、
出来る限り、自分で購入予定のエフェクターを使った時の環境を再現して試奏を行いましょう。

普段使用している機材の出音とどう変化するのかを、完全に把握した上で購入するかを判断すべきです。

仲の良い楽器屋や試奏室やスタジオがある楽器屋であれば、
事前に予約して大きな音で演奏できる環境を整えてから試奏することをお勧めします。

 

なかなか良いエフェクターと出会えずに、家にエフェクターを多数抱えている人もいます。

エフェクターには高価なものも多いですし、そうならないように
エフェクターを購入するときはギターを持ち歩くようにしましょう。

 

どうしても自分では選べそうにない!店員さんにおすすめを聞いてみよう!

ギター初心者であり、しかもエフェクター初心者でもある場合には、素直に店員さんのアドバイスに従うのもおすすめです。

 

店員さんにどれほどの知識があるかはわかりません。

しかし、少なくてもあなたよりは良いものを選べる可能性が高いのであれば、おまかせするのも一つの方法なのです。

 

ただ、あなたの好みと普段使っている機材については必ず伝えておきましょう。

判断材料をいくつか与えることで、店員さんの中でベストな答えを出してくれます。

出来れば複数提案してもらって弾き比べてみましょう。

そうすると、より良いエフェクターと出会える可能性が高まります。

 

おすすめエフェクター3つをご紹介!

ライブで使用されているアンプ

こちらではおすすめのエフェクターを一つずつ解説付きで紹介していきます。

それぞれの機材の特徴についてもお伝えするので、エフェクター選びの参考にしてもらえたら幸いです。

 

ZOOM ギター マルチエフェクター G3n

エフェクターのタイプ マルチエフェクター
価格 15,000円前後
内蔵エフェクト数 5アンプ+5キャビネット+エフェクト70種類
ブランド ZOOM

 

ZOOM ギター マルチエフェクター G3nはコンパクトでありつつ高機能です。

アンプ、キャビネットモデルが5つ、内蔵エフェクト数が70種類もあるので、様々な表現ができます。

さらに最長80秒のルーパー(音を記憶して繰り返す)機能、68パターンのリズムマシーン機能、チューナー機能も備えています。

 

中級者以降にもおすすめなので、長期間使い続けることも十分に可能!

内蔵エフェクトに関しては、最大で7つまで同時使用できます。

フットスイッチが6つついており、瞬時にON/OFFや音色の切り替えが出来るのがうれしいところです。

1曲で様々なバリエーションをもたせたい時には、かなり重宝できる逸品。

 

おすすめした理由の一つに価格もあります。

これだけ高機能であるのに、15,000円前後で購入できます。

コンパクトエフェクター1台~2台分の金額です。

「エフェクターになるべくお金をかけたくない」という人にもオススメですよ。

 

BOSS Super OverDrive SD-1

エフェクターのタイプ コンパクトエフェクター
価格 5,000円から6,000円程度
エフェクト オーバードライブ
ブランド BOSS

 

BOSS Super OverDrive SD-1はコンパクトエフェクターであり、長年売れている実績のあるエフェクターです。

 

エフェクトはオーバードライブであり、原音に忠実にクリアに音を歪ませてくれます。

表現は人それぞれかも知れませんが、“ジャキジャキ”と言ったエッジの効いた音に変えてくれます。

 

BOSSというメーカーは世界のスタジオやライブハウスで愛されているRoland JC-120を発売している
ローランド社のエフェクターブランドです。

昔から人気のあるブランドで、安価で質の良いエフェクターを発売し続けてアマチュアからプロ、
さらには全世界で多数のギタリストが愛用しています。

よって安心して選べるエフェクターなのです。

 

価格は5,000円台程度なので、大きな負担になることはありません。

とりあえずエフェクターが欲しい、という人は検討してみてはいかがでしょうか?

 

FULLTONE OCD

エフェクターのタイプ コンパクトエフェクター
価格 25,000円前後
エフェクト ディストーション
ブランド FULLTONE

 

エフェクターの中では比較的高級な部類に入ってきます。

よって中級者以降の人に向いているエフェクター、と言っても良いでしょう。

初心者にいきなり高額なエフェクターはハードルが高いですよね。

しかし予算がある方は思い切って選択肢に入れるのもありです。

FULLTONE OCDはそれほど人気で音の良いエフェクターです。

 

FULLTONEというブランドはアメリカのブティックブランドでFull-Drive 2など
多数のプロギタリストに愛用されてきた名機を発売した実績があります。

そのFULLTONEの中でも絶大な人気を誇るモデルがOCDになります。

フルスタックの真空管アンプをドライブさせた時に感じられるような音圧があり
迫力のあるディストーションサウンドを出力することができます。

エルトン
エルトン
ただ少し値段が高いので、ご自分の好みや演奏する音楽のジャンルを考えて検討しましょう。

 

格安エフェクターはおすすめなのか?

転倒に張り出されたSALEの張り紙

ギター中級者以降の人には狙ったサウンドを出すのであればいいですが、格安エフェクターはおすすめできません。
一方でギター初心者であれば、格安エフェクターでも全く問題はありません

 

ギター中級者になってくると、ギターの演奏を忠実に表現してくれるエフェクターやアンプを好む傾向にあります。

安価なエフェクターより高価なエフェクターの方がニュアンス面では表現を出しやすいので物足りなさを感じてしまいます。
やはりある程度弾けるようになるとこだわりが出てくる分、求めるサウンドや機能性も良いものを求める傾向にあります。

一方でギター初心者であれば、格安エフェクターでも十分です。
格安エフェクターであったとしても、最低限の機能はつけられています。
さらに安価で販売されている機材のクオリティも年々上がっており、ライブで使用できるようなコストパフォーマンスの良いモデルも珍しくありません!

 

エフェクターですが、本当に安いものになると2,000円から3,000円で販売されています。

近年注目を集めているのが、中国の格安エフェクターメーカーの「JOYO」です。

 

JOYOのエフェクターは質もまずまずであり、低価格でもしっかりとした音の歪みを出してくれると評判なのです。

ただ、中には壊れやすいものもあるとされているので、必ず口コミなどを参考にした上で購入するか判断してくださいね。

「安物買いの銭失い」といった状況は避けなければなりません。

 

良いエフェクターの選び、ギター演奏の幅を広げよう

ライブでギターを演奏する男性

ギターやベースをより楽しむために必須な機材がエフェクターです。

当記事では、そんなエフェクターの選び方について徹底解説しました。

 

まずはエフェクターの音の種類を把握し、自分がどの種類の音を出したいのかを考える必要があります。

さらに、コンパクトエフェクターとマルチエフェクターのどちらを選ぶのかも前もって決めておきましょう

 

どのエフェクターが良いのか、全く見当がつかないのであれば楽器店の店員さんに話を聞くのもおすすめです。

店員さんからアドバイスを貰うときは、自分がどんな楽器を使っているのかも伝えてくださいね。

 

エフェクターのおすすめの選び方がわかったはずです。

実践して良い機材と出会えれば、いままで以上にギターが楽しくなりますよ。

 

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